「出産方面」: わたしの生活水準

2009年7月21日火曜日

わたしの生活水準

ドアを開けるとその身なりのいい人は何もいわず箱を差し出して気が付くともう誰もいなくて
私は夢でも見ていたのかと誰もいない廊下でつぶやいたけど誰もいない。
そうかもうそんなに時間がたっていたのね私ときたらここ数日何も食べてなくておなかと背中がくっつきそうでそれでいて実は手のひらのしわとしわを合わせたかったのだけど
箱を持っていることに気が付いた。
箱を振るとゴロンとガラガラとコトコトとサワサワといって
ひょっとしたら食べるものでも入っているのじゃないかしらだとしたらはやく冷蔵庫に入れないといけないでもその前に冷蔵庫のコンセントを差し込まなきゃね。
飲め!飲み干すんだ!はやく!
箱からそんな声が聞こえたので、あわてて、開けた。
中にはなんと8年前に捨てた男が入っていて、しかも一人じゃなくて100人くらいいたので、笑う。
いつからそんなにあなた増えたの? しかも小さくなって。
いいから、飲め!時間がない早くするんだ!
あんまり必死なものだから、ほんとにいいの? と聞きもせず踊り食い。
あらやだぺろりといってしまったわ、はしたない。

ドアを開けるとまた身なりのいい人が立っていて、今度はいなくなる前に言ってやったわ。
食べてないけど私、お腹すいてないし!

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