罪をして罪をして罪をしたから
どうにもならないわよあたりまえよ
ちょっとまってそれは3ヶ月前の夜と霧と煙の側にのさばっていた
夢の話いいえちがう夢のような話
いいかげん起きなさいと揺り起こす手には火傷の跡があって
それはもう瘡蓋になっていた
あなたがあの有名なボッカチオだったのですかそれともS
知りませんそんなことはどうでもいいのでしょうたぶん ね
走り出した貨物列車はえるどらどには行かず
片目を閉じたまま走り続けるからきっと朝には
遠いお空の真ん中
実り始めたのは新しい小さな
嘘のような光
走り出したのは貨物列車ではなくて
3番めの車両には折り重なるようにして眠る私とあなたの半分
あなたが誰なのかわかるまで私起きません
そう決めたのです一週間前のことです
白々と明け始めたお空というか天井のようなものは
嘘のような光を本当にしてからに 丸い
そうこうしているともう間違えてしまっている
罪を摘んだのは誰の命令だったのかあなたが答えないうちは
立面図的あるいは平面図的なそれに指一本触れません
今さら名乗っても遅いのですと言う隙もなく
強引なミツバチはまっしぐらに掘ろうとしている
嘘か真かわからないような
禍々しい あの果物は 丸い
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