遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年のお正月は元旦からチェンマイに行ってきました。
仕事半分だったけれど、とにかく暖かいところへ逃亡。
タイ北部はスコータイまでしかいったことなく、今回初チェンマイでしたが、
北部といえどもやはりぬくい。しかも乾季でさわやかでした。
最初はしばらくチェンマイの旧市街や川沿いのホテルに滞在し、最後二泊ほどBAN ROM SAI バーンロムサイというNPOが運営しているゲストハウスに滞在しました。
「プール」という、漫画家桜沢エリカさん原作、小林聡美さんとか、もたいまさこさんがでてる映画のロケ地になったゲストハウスです。タイトルどおり綺麗なプールがあり、自然に囲まれた、4棟だけのハウスです。
ここがむちゃくちゃ良かったです。
私が泊まったのは「すいかハウス」という、コテージとオープンエアーのリビングダイニングがついてるところです。
バーンロムサイはチェンマイ郊外の運河沿いのんびりした田舎の村にあり、周囲にはレストランも屋台もなーんもないので、自分で料理して楽しんでしまおうと。市場やスーパーマーケットをはしごし地元食材を仕入れ、ごっそり持ち込んで昼夜料理しました。
飛行機や仕事の関係で、連れが一緒に行けるか一人かびみょうだったのだけど、まぁ一人でものんびりすりゃいいや、くらい思ってました。
結局共に行く事が出来、やっぱり、せっかくごはん沢山作ったら誰かと食べたほうが楽しいもんやと実感。
そしてここには猫が! 総勢16匹も飼われてるんですね!!
もう、もうもうもうもう! 猫が!
猫をおいまわして広い敷地を走り回っているとき、代表の方と会い「猫好きには天国ですよ」と。
おうおう、確かに天国だぜ。この子はママ猫らしいです。お腹がたるたるでかわいい、やわこい。
ほとんど拾われてきたり、もらったりしていつの間にか16匹。えさは朝夕カリカリをあげてるそうですが、来たりこなかったりだそうで、でもみんながっついてなかったなぁ。
白黒の子はこの椅子が気に入ったのか5,6時間はここで寝てました。
リビングがオープンなので、だいたい10匹くらいが入れ替わりたちかわりでしたが、このトラ「たらこ」は初日に晩御飯作ってるときから出迎えてくれ、結局最後までいて家猫に。ベッドで一緒に寝ました。
でも夜中に出て行ったから、おしっこか帰ったのかわからず、ベッドルームの扉を閉めてしまったら、あとで戻ってきたのに入れんくてぶち切れたらしく、翌朝キッチンのダストボックスがバーン、ぐちゃぐちゃ。
あげくリビングにうんこ。うんこて。
思い通りにならんとぶち切れる、さすが猫。
あったかくて、広くて、肉球に優しい土と草と人に囲まれ幸せそうな猫達は、昼夜走り回って、虫と遊んで、ぐっすり寝てる。神様、私を猫にしてください。
なまず料理とバジルや空芯菜のスパイス炒め。なまずは揚げ焼きにしてナンプラーと唐辛子のソースをかけました。市場で「ソーセージ」と売られていた「かまぼこ」にはコショウがねりこんでありスパイシーです。醤油で食べたりオーロラソースであえたり、麺類の付け合せにも重宝しました。パクチーとの相性も良くて。猫にあげたらコショウ風味のせいか、食べる猫プイする猫、半々。猫それぞれ。
地鶏の蜂蜜グリルレッドカレーソース。蜂蜜もチェンマイ近郊で沢山作っているらしく、LONGONという街路樹の花の蜜のものなど種類豊富でした。ニンニクのはちみつ漬けはラッキョウ漬けのような味でおいしく、それにナンプラーやスパイスをあわせたものに半日漬け込んで焼きました。ノンオイルのフライパン後オーブンで皮をパリパリに。
サンデーマーケットで見つけた地元産のハーブとフルーツのワインは甘くなくて美味しかったです。これはライチとハーブ。少しの癖と清涼感が独特で、葡萄のワインより飲み口が軽いです。他のフルーツのもあわせてしこたま買い込み持参。
正しきタイ料理というよりも、食材をあまらせたくなかったので買ったものを使い切る、独自アレンジの料理を作りましたが、サフラン他スパイスが安く豊富で、よい経験になりました。生姜も日本のものとはぜんぜん違うということ、包丁入れてみて実感。
猫と美味しいものと暖かい気候と、色んな人との出会いで、今年をナイスに始めようと、そんな旅はけっこう上手くいきました。
今年もよろしくお願いします。